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Ripples

CD INformation

"Ripples"

曹源一滴水。澗水湛えて涼音の如し。

des064_s.jpg京都に伝わる金属技術のわざで作られる「おりん」を用いた Kafuka との『Cyclee』や、映像作家 Sagal Patel+合田有紀+野村京子らとのデジタルパフォーミングアーツプロジェクトはじめ、数々のアンビエント・インスタレーション等で活躍する京都在住の気鋭の電子音楽家・武田真彦と、箏奏者・今西紅雪との音の交錯。
2020年代京都の、テクノロジーと伝統藝術の交錯するシーンの空気を伝える一作。



Masahiko Takeda 武田 真彦

京都を拠点に活動する音楽家、アーティスト。 アンビエント・インスタレーション作品をはじめ、パフォーミングアーツ、伝統文化のための音楽制作を行い、芸術祭やアートプロジェクト、音楽イベントに参加している。 また、音楽家の江島和臣(Kafuka)と、「継承すること、調和すること」をコンセプトに、クリエイティブな実験を行うメディアラボ 「Laatry (ラットリー)」を運営。 音の制作を中心に、サウンドデザイン、インスタレーション展示、空間演出、プロダクト制作、ウェブサイト/アプリケーション開発など、 さまざまな媒体(メディア)を取り扱いながら活動を行っている。 主な作品として、2019年にリリースしたフルアルバム「Mitate」、2020年にKazuomi Eshimaと発表したアルバム「Inheritance For Soundscape」、サウンドインスタレーション作品「CYCLEE」がある。
Profile

Kohsetsu Imanishi 今西紅雪

伝統の上に立ちつつも、古典や即興、Jazzといったジャンルの枠にはまることなく独自の音の在り方を追求、間を捉え描くように奏でる。 自身の企画『SOUND QUEST』では 演奏空間と音の関係性、現代ならではの箏の様々な可能性を追求する試みを続けており、国内外のあらゆる楽器、非楽器、電子音楽、ダンス、美術、映画や企業等とのコラボレーションも多数。 2017年にはフランスのデュオRhizottomeとビジュアルアーティスト仙石彬人と共に仏4都市で国立劇場二ヶ所を含む『庭師の夢』公演を行い大きな反響を得た(国際交流基金助成プログラム)。 同年Jazztronik野崎良太氏による音楽文化プロジェクトmusilogueよりリリースしたファーストアルバム『秘色の雨』は内外で高い評価を獲得している。 ソロの他、「障子の穴」、Peter Evans/Tpと石川高/笙とのトリオ、「短冊」他複数のユニットで活動中。 オリジナル奏法を駆使し、一面の箏から紡ぎ出される静謐で色彩豊かな音色は聴く者に新鮮な体験をもたらす。




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01.Ripples