Coupie "Trajno Fenestro〜車窓"
それぞれの歩んだ時間、新しい景色。
2017年春、活動を休止していたCoupieがいよいよ、いよいよ新作を発表します。
「様々な景色が移り変わり、たまに寄り道をするような。
その感覚が曲に映ったものが「Trajno Fenestro 〜 車窓」です。」
前作『La Melodioj dela Orientonordo 〜東北からの旋律〜』リリース後、2011年の東日本大震災以降、Coupieの二人をとりまく環境は生活や地域の復興活動などで変化を重ねながら数年という時間が過ぎました。
2016年のある日、Coupieの二人は久しぶりにこれからのことを話し合いました。cobiの自宅駐車場で、アコースティックギター、クラシックギターを抱えながら。
スタジオでもなく、屋外の駐車場で、今の生活、耳慣れた環境音の中で行った何気ないセッション。ただ、いつもの空気に合わせながら始まり…。
お互いが休止中にそれぞれ歩んだ時間を感じることができるような音の会話。
まるで進む列車の車窓から見る様々な景色。移り変わり、そして気まぐれに下車して寄り道をするような感覚が、音に映っていたように感じたのです。
セッションの断片をミックスしたC/W「Kunsidoj de Rekomenco 〜 再始動」は、そこへ繋がる序章。
それぞれの歩んだ時間、新しい景色。実に8年ぶりの今回のリリース「Trajno Fenestro〜車窓」はそんな光景を曲にしたもの、といえるのではないでしょうか。
Coupie プロフィール