"COHCOX(ソンソフ)"
コンピレーション『watergreen』にてアンビエント/エレクトロニカポップチューン『hypericum』を発表、非凡な才能を見せ絶賛を博した新世代ユニットヒペリカム。cinqへの伸びやかな歌声でのサポートで知られる坪倉美保代、アップライトベース奏者甲田達也、TELA等のサポートやエンジニアとして知られる春木淳一の三人によるユニット、heprcam(ヒペリカム)フルアルバム第一弾。アルバムタイトルのCOHCOX(ソンソフ)はモンゴル語で「聴く/listen」の意。
甲田達也と春木淳一の天性のリズムワークと緻密なプログラミング、坪倉美保代の東洋的な歌声と日本的メロディ。アンビエント、音響、エレクトロニカを通過して、初夏の風のように瑞々しい新世代のPOPsを涼音堂茶舗からリリースします。
ソロ名義cinqとしても今夏ニューアルバムの発売が待望される竹村理明がプロデュースを担当。
加えて糸魚健一(PsysEx)マスタリング、アートワークは泉雄一郎(東京食堂)+星憲一朗(snoweffect)の『watergreen』のコンビでCDパッケージとしての完成度を追求。
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太陽の光に透けた葉っぱの色とか、雨上がりの澄んだ空気のにおいだとか、
朝起きたあともしばらく続く夢の余韻だとか、そういう日常の中の、言葉では表現できないような、ささやかで美しい現象のようなうたと音楽だと思いました。
最初にデモCD-Rをもらったときのこと、まだよく覚えてます。手作りの不思議なジャケットの。これはリリースしないと、と思って、今だから言えるけど、勝手にコピーして配ってました。(←ゴメン) プロデューサーっていうより、広報担当ですね。ヒペリカムの音は、エレクトロニカっぽくもあるけど、バンドの音だと思います。適度に尖ってて、だから聞きやすいのかも。穏やかで、強い。
HYPERICUMは夜空の星からの響き。
彼らのデモを聴いた時の衝撃は凄かった。久しぶりに僕を宇宙のかなたへ連れて行ってくれるグループが現れたなぁ、という感じ。HYPERICUMは夜空の星からの響き。涙がチラッと。
ヒペリカムとは弟切草、薬草の秘密を漏らした弟を斬るという神話的な起源説話を持った中央アジアの高山植物のことらしい。セントジョーンズワートという抗鬱ハーブが作られる。
毒薬のような、薬草のような、清々しく突き刺すようにシャープで、それでいて時折可憐な表情をみせる不思議な音楽。
何も調べてなさそうなのに名は体を顕わしおまけにタイトルはモンゴル語なんて、どっから見つけてくるんだか、エレクトロニカをベースに新しい世代からまたこんなに新鮮な音楽が現われて嬉しい限りです。